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ファインモールド社 Y−ウイングファイターの製作過程です。 2007.07.18〜
今回の製作は排気ナセル部の発光とゴールド3のプロップを目指して行いたいと思います。
なぜゴールド3かというと、アートオブスターウォーズ展にて実物を自分の目で見ているからと言う事と、ネット上に展示会の写真が沢山公開されているからです。
このファインモールドのYウイングはどうもゴールド1のプロップを再現している様で、ゴールド2もほぼ同じモールドで本体後端のガードが無いのと塗装違いだけの様です。
スカルプティングアギャラクシーに載っているYウィングはFMの塗装図からみるとゴールド1の様で、昔から使われているYのスナップ写真やmpcのキットの箱絵がゴールド2と思われます。
ゴールド3は同じくファインモールドの塗装図からいくとルーカス展&アートオブSW展の図録に載っているのがゴールド3の様です。 しかし困ったことにアート・オブ・スターウォーズ展のゴールド3は他の1、2とはパイプの配管形状をはじめ細かい部分が違っているのです。どうも途中で改修された様です。(「Y-wingの撮影用モデルについて」も見てください。)
塗装例1、2だったらストレート組でいいと思いますが、やはり上記の通り実際に見たプロップを少しでも再現したいと思い、気になる部分を修正して作って行きたいと思います。
あくまでライトな改造ですが、それでも途中でくじけるかもしれませんのであしからず。
このページは下に行くほど新しくなります。
まずは完成写真という方
Y-wingの撮影用モデルについて 2007.9.30
1、排気ナセルの電飾。2007.07.18
光源はいつものダイソーで買ったイルミネーション用のLED(赤)です。
DVDで確認すると発光色はXウイングと同じ赤でしたのでノズルの先に赤のLEDを仕込みます。
部品に穴を開け発光テスト。
排気ナセルの部品を黒で下塗りをし遮光をしたらさらにライトグレーを塗ります。
LEDを組み込んだ状態です。
組んでみると隙間があることが判りますがリード線が見えてもカッコ悪いのでパイプを付けました。
2、胴体の電源引き込み方法。2007.07.19
LEDの電源は3Vで足りるので乾電池2本を予定してます。
スタンドから給電出来るように胴体下面のプロップを固定する様の穴と思われる凹みモールド部の裏にコードレスホン用充電池に付いていたコネクターをエポキシパテで固定します。
次に両側エンジン部に配線を通すのですが、ちょうど良い溝があるので楽勝です。
3、コクピット&ベクトラルス・ディスク・セット 2007.07.20
コクピットはプロップでは大抵が大雑把なので特に凝らないですが、コンソール部が短い様なのでプラ板で作り直します。
ついでに椅子の後ろに隙間が開くので、ここもプラ板でふさいでおきます。
ちなみにパイロットは乗せない予定です。ハンドルも付けられなくなりました。
それとベクトラルス・ディスク・セットと呼ばれるエンジン最後端のリング部です。
ここはゴールド3だけフィンに穴が開いているのでやはりやらない訳にいきません。
一旦リングとフィンを切り離し、フィンにドリルで穴を開けます。ついでにフィンとリングの端をちょっぴり薄く削りました。
プラ板で作りなおしたほうが早いかもしれませんが、もったいないのでキットのパーツを加工しました。
4、排気ナセル部の筋堀り消し 2007.07.22
ここはF14トムキャットやF15イーグルの様な筋堀が入ったバーニアになっていますが、資料を確認してもゴールド3には筋が無い様ですので埋めます。(ゴールド1、2にも筋があるのか不明です。)
2枚目の写真は本体に差し込む給電用の部品です。\80-
5、首部側面パーツが左右反対 2007.07.25
今日気付きましたが本体の機首につながる首の部分の側面パーツA4とA9がAOSW展のプロップ写真とは左右逆になっています。(下の写真は逆のままの状態です。)
いくつかの写真を見ても反対なので写真が反転しているのでは無い様です。
ゴールド3だけでなく、ゴールド1、2も逆の様ですね。一度接着しましたが、何とか剥がせました。
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DVDのキャプチャー |

halstensenさんの写真 |
6、ハイパードライブ後端のガード 2007.07.28
胴体の一番後ろのハイパードライブのガードはゴールド2、3には付いてませんので穴を埋めておきます。
首部の側面パーツも無事左右入れ替えました。今月のMG誌では高橋清二さんも修正していましたね。
エンジン発光部も抵抗(56Ω)をはんだ付けし本体に組み込みました。またまた点灯テスト。
7、各ディテールの修正1 2007.07.30
アートオブスターウォーズ展のゴールド3プロップ写真を参考に各箇所のディテールを修正しました。
・首部上部の右の太いパイプ削除、細い2本のパイプ削除、削除したクランク型のパイプを右端に移動
・首部左側の凸モールド3個を削除
・本体後部ハイパードライブ表面両側にスコップモールド追加
・ハイパードライブ後端の戦車部品の中央のドア状モールドの表面ディテール変更
8、表面のモールド 2007.08.02
機首表面の凸モールドが違う様ですので削り落として薄いプラシートを貼りつけます。
しかしこのシートはプラモデル用接着剤では溶けない様であとで剥がれるかも。
9、パイプ類の変更 2007.08.05
本体表面のパイプの配管が一応終わりました。
ゴールド3だけキットのパイプとは違う部分が多く、アートオブスターウォーズ展の図録を中心とした資料を参考に数箇所変更をしました。
特にゴールド1,2とは違いクネクネしたパイプが多いのです。これに関してはmpcのキットの方が近いかも。
そのクネクネしたパイプはハンダで作りました。ピンセットでつまむだけで跡が付くので注意が必要です。
細い直線状のパイプは真鍮線で配管しました。接着がへた〜。これだけでも結構時間がかかりましたよ。
裏は資料を見るとパイプらしき物がほとんど無いけど、それではさみしいのでキットのまま組み立てました。
それと機首にライトグレーを塗って見ました。
10、パイプ追加とポッチ追加 2007.08.06+07
本体右サイドに太いパイプがあるようなので、7で削り取った首部右のパイプを貼り付けました。
結構「これがあっち」移動作戦でいけますよ。
それと首部右横のディテールにポッチを付けました。これも使わなかったパイプパーツの切り出しです。
首部周辺の切り欠きモールド修正。もうすぐ塗装に入りますよー。
11、戦車乗降ハッチ? 2007.08.11
本体上部の後方にある丸い車輪状のモールドがゴールド3は異なる様ですので、作りました。
どうも戦車の乗降ハッチみたいな形状なので流用出来る部品がないか探したのですがありません。
仕方なく1/32クルマのブレーキパーツを加工しプラ板でフィン状の物を貼り付けていきました。
しかしヒンジの様な突起は省略しました。
それとサポートパイロンの先端部に写真の様にプラ板を挟みました。着陸足はノーマル。
12、アーメックSW-4イオン砲 2007.08.14
イオン砲は一番最初にディテールアップしていたのですが、あまりにショボイのでもう少し変更しました。
イオン砲自体を切り離して横を縦に?しました。
13、基本色塗装 2007.08.15
いよいよ塗装です。機体色のライトグレーを缶スプレーでブわぁーと吹きました。
14、ディスプレイスタンドの支柱 2007.8.17
ここでディスプレイスタンドを作っていきます。
今回はゴールド3製作という事で、はじめからスタンドは自作しようと考えていました。
そうです、あの「○ー○・・」の展示風スタンドです。(誰もやっていないかな?)
ダイソーやホームセンターで使えそうな金物を調達して来ました。
電飾の給電はΦ10アルミパイプの中に端子を付けたΦ8プラパイプを挿入します。
仕上がりはY完成時のお楽しみに!(たいした事ないかも)
15、再びベクトラルス・ディスク・セット 2007.8.26 8.30追加
以前から違うかなーと思っていたベクトラルス・ディスク・セットのフィンの穴の形状がはっきり違うと判ってしまいました。
今月のモデルグラフィックス誌で高橋清二さんがゴールド1〜3の1/72図面を掲載してくれています。
この1ページの為だけにMG誌購入しました。
でも作り直すのも大変だしどうしようかなー、水平板は穴が足りず、垂直板においては丸穴ではなかった。
垂直板はネット画像でも確認できますが、水平板のシーラボのトラスは確認出来ないけどなー。
・・・数日後
接着をはずしトラスは無視し垂直ブレードのみプラ板で作り直しました。それと穴も追加しました。
16、基本塗装・塗り分け 2007.09.01
やっと、黄色のマーキングとブルーグレーの塗り分けを行いました。
ベースのライトグレーはラッカーですが、これらはアクリル塗料です。
結構失敗しました、8で貼った薄いプラシートはマスキングを剥がす時に案の定、剥がれてしまったし、
黄色のマーキングも思いっきりはみ出てしまいました。あとで修正します。
機首のハゲチョロ部はマスキングゾルを爪楊枝でつけていきうまく行きました。
17、機首接合 2007.09.05
機首部と本体部を接合しようとしたら、うまくはまりません。機首が上を向いてしまいます。
5で行った首部側面のパーツを左右入れ替えた為、パイプが機首の張出しに干渉してました。
少し削ると難なく入りました。やっぱりYウイングは機首が若干下に向いている方がカッコいいですね。
18、汚し塗装 2007.09.09
汚し塗装に入りました。これまた久しぶりなのでうまく行きません。
ダークグレーで奥まった所を中心にブワーと塗った後、ブラウン+デザートイエローを要所要所にブワッブワッと塗りました。
エアーの調整もうまく行かず、なかなか思った様に塗れないのですがあきらめて次の手作業による汚しでごまかそうと思います。今回はスミ入れやウォッシングは行いません。
19、汚し塗装2 2007.09.10
手作業での汚し塗装に入りました。これまたエナメル塗料は固まっているし、なかなかうまくいきません。
特に一番目立つ機首の弾痕は何度も何度もやり直しました。これ以上うまく描けないのであきらめました。
次に苦労したのはエンジン部先端でしょうか、本体のゴチャメカ部は比較的楽でした。
タミヤのウエザリングマスターABCを駆使しポンポン、シュッシュッとやり、なんとか形になってきたカナ。
エナメルのダークグレーで弾痕をピッピッと置きWMのススをポンポンという感じです。
もう少しで完成でーす。
20、完成ー!! 2007.09.14
ドロイドにはデカールを使います、付属の物は青色が薄いのでXウイングのデカールを使用しました。
それでもまだ薄かったです。またドロイドの接着には少しゲタをはかせて浮かせてあります。
そして最後にスプレーのつや消しクリアーを吹いて完成でーす。
作製済みのディスプレイスタンドはウェーブの「TケースL」を使用しました。サイズはピッタリです。
No.14で紹介した支柱は本物の展示品だと六角柱ですが、良い部材が無いのと加工のし易さで丸パイプにしました。
裏に電池ボックスとスイッチを貼り付けてます。
Y-WINGをセットして支柱をこういう風に傾けると、そうですあの「アート・オブ・スターウォーズ展」の展示模型風になります。
あの実物を見た日からこれがやりたかったのです。やっぱりゴールド3はこの角度だよなー。
完成写真は別途アップの予定です。
あとがき
今回、ファインモールドから待望のY-Wingが発売され30年来の望みが1つ叶いました。
模型自体最近はちょこっといじる程度で完成までこぎつけたのも本当に久しぶりでしたが、このキットは非常に作り易く大きさも手ごろで適度に修正箇所も残してくれている大変良いキットだと思います。
プロップの再現とまでは行きませんが、12年前のルーカス展や一昨年のアート・オブ・スターウォーズ展で見たモデルを目指し迷わずゴールド3の工作を選びました。出来の方は細部の汚しが足りませんが自己満足の世界でまあまあだと思います。
完成写真の撮影は上が蛍光灯で撮ったのですが、下の写真集は「展覧会風」を狙い白熱灯で撮ってみました。
白熱灯で撮るとやはりオレンジがかって見えますが立体感が出るのと雰囲気が出て、これもいいカナと思います。
今回、本当に楽しく作る事が出来ました。
次回は1/72or1/48のXウィングをこれまたプロップ展示風に作りたいと思います。
FM Y-wing 完成写真集
Y-wingの撮影用モデルについて
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